増田治療室
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コロナの件から考察する
こんばんは。
院長の増田です。
いよいよ、明日緊急事態宣言が出されるようですが・・・
今日は、新型コロナの件について、いまの時点で僕たちが知っている情報から、考察をしてみたいと思います。
まず1つ目に、今回のような出来事に遭遇したとき(たとえば、大震災や、大災害、今回は新型コロナウイルスの件)それぞれ、今 自分に必要な課題があぶり出されてくる、という視点について。
たとえば、東日本大震災の時に、福島在住だった人が、たまたま出張で東京に来ていて、自分は難を逃れたけれども、自分だけが助かったことに心を痛め、死にたいくらい辛くなってしまった、というお話。
たまたま助かって、なんて幸運な人なんだ!という見方がある一方で、家族が津波で流され、最寄りの駅もなくなり、自分だけが助かったことに罪悪感をいだき、自分を責め続けていた方が直面した課題は
「受け取る」
というテーマでした。
受け取ることを自分に許可していなかったことが、本質的に抱えていた課題で、東日本大震災という大きな出来事を通して、その人はその課題と対峙することになったのです。
いっぽう、違う課題を抱えた人が、まったく同じ状況に置かれた場合、感じることも、反応も、また違ってくるわけで・・・
同じ出来事に遭遇しても、実際に体験していること、感じていること、考えること、みんなそれぞれ違う世界を見ています。
・・・
今回のコロナウイルスの件では、どうでしょうか。
何を感じていますか?
どんなことを考えていますか?
家族で、どんな話をしていますか?
まずは、自分が感じていることや、考えていることを知ること、整理することから、やってみましょう。
何か大切なテーマが出てくるかもしれません。
・・・
2つ目は、「歴史は繰り返す」というものです。
過去にも、スペイン風邪や、ペストの大流行など、世界的に人口が減少するような感染症がありました。
ある人は、2021年に何か感染症が大流行するだろう、という話があり、それが1年早まったのか、それとも予行演習なのか、今の時点ではわかりません。しかし、周期的にこのような感染症が流行する、というのは、事実のようです。
そのような事態になっても、生きていける、サバイバルできる準備をしておく、というのは、一つ大切だなと思っています。
今回のコロナの件では、どの程度の流行になるのか?まだ、わかりませんが、軽症の人も多い一方で、重症の人の死亡率が高いのは、気になるところです。
このウイルスが人為的なものなのか、という論点は横に置いておいて、「大自然にふるいにかけられて、生き残る人を選択される」 としたら・・・?
より、地球のシステムと調和している生き方、あり方の人は、生き残る、という考え方があります。
僕が考える地球のシステムと調和している人、とは、
・自分を大切にしている
・家族を大切にしている
・丁寧に生きている
・安心感がある(有ることに目をむけている)
・感謝がある
・いのちを大切にしている
・愛にきづいている(取りこぼしなく受け取れる)
・愛を与えられる(愛を循環させる)
ざっと挙げて見ると、こんな感じです。
命をつなぐもの(=食べ物)が不足するかもしれない、とか、目に見えないウイルスへの恐怖は、危機として反応し、差別意識や攻撃的な思考に陥れてきますが、
「無い」ことに意識をむけるのではなく、「有る」ことにどれだけ気づけるか。
そして、今自分のできることに目をむけて、淡々と取り組むこと、安心感の中にいること・・・
一人一人が、そういったことに目を向けていくことも、「準備」の一つかなと思います。
・・・
3つ目には、「特定の疾患は、特定の思考と結びついている」という視点です。
同じ空間にいても、感染する人、しない人、症状が重い人、軽い人がいるのは、なぜだと思いますか?
物理的な要因としては、
・基礎疾患(持病)の有無
・体力、気力、免疫力
・食事や水のとり方
・ストレス
・睡眠
・家や職場の環境
・タバコやアルコールなどの嗜好品
etc…
といったものがあります。
それとは別に、おそらく本人も気づいていない(ことが多い)無意識の思考パターンが影響している、と言われています。
たとえば、すぐに風邪をひく人がいるとしたら、
「風邪をひくと、やさしくしてもらえる」という幼少時の経験から、やさしくしてもらいたいばかりに、無意識に「風邪をひきたい」という思考を送り出している場合があります。
いっぽう、風邪をひくと親に怒られていた、という人は、風邪をひいてもメリットがないので、簡単には風邪をひかない、という例がありました。
ちなみに、妻は看護師勤務の時、インフルエンザの時期に毎勤務40人以上のインフルエンザ陽性、インフルエンザ疑いの患者さんと接する部署で働いていましたが、一度もうつったことがありません。
本人は「気合」といっていましたが。笑
話をもとに戻して、感染症にかかりにくい思考パターンというのは、どんなものだと思いますか?
気になる人は、ちょっと考えてみてください。
・・・
4つ目は、地球のセルフヒーリング、という視点です。
潜在意識の分野では、よく言われることですが、「すべての出来事は願った通りになっている」という考え方があります。
僕も基本的にはそれで合っていると思います。
大きな視点で見た時に、地球がよりよい星になっていくためのプロセス、という風に考えた時。
この出来事が、もし、私を進化、成長、向上させるものだとしたら・・・?という風に考えた時。
どんなことが考えられますか?
いますぐ、できることって、何でしょうか?
・・・
いくつかの視点で、質問を投げかけて見ました。
僕自身も、家族での話し合いや、治療室の今後のことなど、改めて直面してたくさん話し合っています。
ニュースや情報をもとに、現実的に対処をしていくことも大切ですが、それと同じくらい、今回のコロナの件では、多くの人が、どう生きるか、何を大切にするか、何のために働く、私は何がしたい、私はどう在りたい、ということをテーマとして向き合わされていると思います。
働き方も、お金の価値も、きっとこれから大きく変化していくことが予測されます。
これまでの常識や、ハウツーが、何も役に立たない、という時代になっていくのかなと思います。
そんな時にいちばん大切なことは、「自分で考える力」ではないでしょうか。
後悔せずに生きることって、「本当の自分を生きること」ではないでしょうか。
・・・
僕にできることは、地球規模でみたら、1ミリにも満たないけれど、関わる人とは、より深くお互いを理解し、より安心し、よりお互いを尊重し、リスペクトして、「あぁ、自分でよかった」と、お互いが思えるような、そんな関係を築いていきたいと思っています。
まずは、自分をよく知ることから。
まずは、自分を大切にすることから。
僕もまだ、道の途中ですが、家族のため、友人のため、関わる患者さんのため、これからも磨き続けていきます。
参考になれば幸いです。