増田治療室

ブログ

2019-09-19 12:42:00

皮膚ケアの大切さ

こんにちは。

院長の増田です。

 

今日は、皮膚のケアの大切さについて

ご紹介します。

 

先日、9月16日のM cafe(勉強会)で

お話した内容の一部になります。

 

 

・・・

 

 

当院では、初診のカウンセリング時に

必ず確認していることの一つが

手術歴、手術痕の有無です。

 

 

ぎっくり腰の原因に、

「幼少時の盲腸の手術の影響がある」

と言われて、信じられますか?

 

 

痛みの原因には、複数の要素が絡んで

いることが多いですが

 

 

実は、その中の一つとして

手術痕を治療することで、劇的に身体が

改善する患者さんは非常に多くいます。

 

 

・・・

 

 

それでは、なぜ手術した傷跡が

そんなに問題を起こすのか?

 

という点についてお話します。

 

 

手術した後は、多かれ少なかれ、「癒着」

が起こります。

 

癒着とは、体の組織同士が出血や感染

といった炎症反応や

 

欠損した組織が回復する過程で、

本来くっつくはずのない組織同士が

張り付く現象のことを言います。

 

 

程度の差はありますが、皮膚を切って

中の組織を操作し、また縫い直す

という作業がある以上

 

どんな小さな手術でも、多少の歪みや

引きつりが起きています。

 

 

全身の皮膚は、一枚でつながっている

パワーネットのような物なので

 

その引きつりが原因で、手術とは全く

関係ない身体の部分のバランスが崩れ

痛みを生じることがあります。

 

 

・・・

 

 

皮膚の多少の傷が、そんなに影響するなら

大人になる頃には

問題だらけになってしまうのでは??

 

本当は、そんなに影響や問題など

ないのでは??

 

と思う方も、いると思います。

 

 

実際、僕自身も以前はそう考えていました。

 

 

ですが、実際に患者さんの治療を通して

傷になる場所や、傷の処置の仕方によって

全身に大きな影響を与えるケースが散見され

 

手術痕の治療で劇的に痛みが改善するのを

目の当たりにしてきたので

 

詳しくお話を伺い、手術痕の治療の必要が

あるだろうか?という可能性を

考えるようになりました。

 

 

・・・

 

 

以下に示すケースは

過去に当院に治療にみえた方で、手術痕や

やけどの跡、怪我などの傷の瘢痕の治療で

大きな改善がみられた例です。

 

・ぎっくり腰

・慢性的な首の痛み

・めまい

・寝違え

・膝の痛み

・肩の痛み

etc

 

 

ぎっくり腰やめまい、寝違え、膝の痛み等

を起こした直前の原因としては、

 

何か物をもったり、急に動いたり、といった

タイミングで発症しているのですが

 

治療は、手術痕や傷の部分を解放した結果

大きく症状が改善したものです。

 

 

不思議に思うかもしれませんが、直接の

痛みがでた部分よりも、ずっと昔の過去の傷跡

のほうが大きく影響している場合があります。

 

 

そういった理由で、積極的に傷については

治療を行なっていますが

 

患者さんの中には、肌を露出するのは気が

進まない、とか

 

傷を触れられたくない場合があります。

 

 

 

そんな時は、衣服の上からでも治療はできますし

セルフケアで改善することも出来るので

お気軽にご相談ください。

 

 

 

治療すべき皮膚の状態としては、

 

・動いたときに突っ張る感じがする

・受傷してから1ヶ月以上経っているのに

赤みが引かない

・手術した跡(線)がはっきり残っていて

触れるとピリピリ痛む

・手術したところの周辺の皮膚の感覚が

鈍い、または周りの皮膚と感じが違う

 

 

こういった悩みの多くは改善できます。

 

是非ご相談ください。

 

2019-08-31 12:41:00

めまいの治療

こんにちは。

院長の増田です。

 

今日は、僕が最も得意とする治療のひとつ

「めまい」について、ご紹介します。

 

どこに行っても治らない慢性の「めまい」

については、100%の確率で治癒の実績が

あります。

 

 

・・・

 

 

一言で「めまい」といっても

患者さんの訴える症状は様々です。

 

今回ご紹介するケースの患者さんは

約1ヶ月間、めまいの症状に悩み、

毎日くすりを服用している方でした。

 

主訴のめまいに関しては、3回の治療で

改善が見られました。

 

 

 

<主訴>

夜、寝るとき、寝返りの時に目が回る。

普段の生活の中で、上を向いたとき、

下を向いたときにフワっとして気持ち悪い。

 

 

<病院での診断と治療>

耳石が原因でめまいが起きている。

めまい止めの内服処方。

 

 

・・・

 

 

耳石が原因のめまいは、BPPV

(良性発作性頭位めまい症)になります。

 

このめまいの特徴は、

・耳鳴り、難聴はない

・発作は1分以内

・頭を動かすと症状が出る

 

といったものです。

 

めまいの治療として、BPPVに対しては

EPLEY法やSEMONT法といった

頭部の運動療法があります。

 

 

当院でも、必要な方に運動療法を行いますが

BPPVと病院で診断され、当院を訪れた患者

さんに、これらの療法が必要なケースは

あまり多くありません。

 

食生活と、生活習慣の改善で、症状が軽減する

方がとても多く、さらに体のバランスを整える

治療によって、日常生活でめまいの症状が

出なくなる方がほとんどです。

 

・・・

 

 

今回の患者さんは、

 

<初回の治療>

過去に胃を手術した時の、手術後の組織の癒着

を治療しました。

あわせて、食事と日常生活のカウンセリングで

水とミネラルの摂取方法、摂取量を指導。

 

 

<2回目の治療>初回から3日後に来院。

手術痕と、それに伴う内蔵の癒着、手術の影響

で組織が引っ張られることによる、姿勢の緊張

している箇所を治療。

 

2回目の治療が終わった時点で、寝がえり時の

めまいが消失。

いつも張っていて苦しかった背中が伸びた、と

家族も気づくくらい姿勢が楽になりました。

 

 

<3回目の治療>

歯の噛み合わせと、足首の歪みの治療。

継続して栄養療法の指導を行いました。

 

これらの治療で、上を向いた時、下を向いた時

に出るフワっとした気持ち悪い感覚も消失。

 

 

めまいの症状は、以上の3回で消失しましたが

からだのバランスを整えるために、その後は

メンテナンスで来院されています。

 

 

・・・

 

 

めまいというと、小脳や三半規管、耳石の問題

だと思われがちですが、根っこにある問題は、

それらの組織に悪影響を及ぼす内蔵や組織の

バランスの問題、手術や怪我の影響、食生活が

原因の場合も多くあります。

 

 

当院にめまいの相談でお問い合わせ頂くケース

の中には、「まずは病院で検査をしてください」

とお伝えする場合もあります。

 

脳卒中や、その他の生命にかかわる問題が

ないか検査するためには、病院に受診する

タイミングも含めてアドバイスしています。

 

 

しかし、病院での検査は異常がない、

原因がわからない、

内服治療をしても根本的には解決しない、

どこに行っても治らない「めまい」で

お悩みの方には、

 

徒手療法による治療や食生活、

体の使い方などの癖を見直すことで

改善する例はたくさんあります。

 

 

ぜひ一度、ご相談ください。

 

 

 

 

 

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