こんにちは。
院長の増田です。
今日は、僕が最も得意とする治療のひとつ
「めまい」について、ご紹介します。
どこに行っても治らない慢性の「めまい」
については、100%の確率で治癒の実績が
あります。
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一言で「めまい」といっても
患者さんの訴える症状は様々です。
今回ご紹介するケースの患者さんは
約1ヶ月間、めまいの症状に悩み、
毎日くすりを服用している方でした。
主訴のめまいに関しては、3回の治療で
改善が見られました。
<主訴>
夜、寝るとき、寝返りの時に目が回る。
普段の生活の中で、上を向いたとき、
下を向いたときにフワっとして気持ち悪い。
<病院での診断と治療>
耳石が原因でめまいが起きている。
めまい止めの内服処方。
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耳石が原因のめまいは、BPPV
(良性発作性頭位めまい症)になります。
このめまいの特徴は、
・耳鳴り、難聴はない
・発作は1分以内
・頭を動かすと症状が出る
といったものです。
めまいの治療として、BPPVに対しては
EPLEY法やSEMONT法といった
頭部の運動療法があります。
当院でも、必要な方に運動療法を行いますが
BPPVと病院で診断され、当院を訪れた患者
さんに、これらの療法が必要なケースは
あまり多くありません。
食生活と、生活習慣の改善で、症状が軽減する
方がとても多く、さらに体のバランスを整える
治療によって、日常生活でめまいの症状が
出なくなる方がほとんどです。
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今回の患者さんは、
<初回の治療>
過去に胃を手術した時の、手術後の組織の癒着
を治療しました。
あわせて、食事と日常生活のカウンセリングで
水とミネラルの摂取方法、摂取量を指導。
<2回目の治療>初回から3日後に来院。
手術痕と、それに伴う内蔵の癒着、手術の影響
で組織が引っ張られることによる、姿勢の緊張
している箇所を治療。
2回目の治療が終わった時点で、寝がえり時の
めまいが消失。
いつも張っていて苦しかった背中が伸びた、と
家族も気づくくらい姿勢が楽になりました。
<3回目の治療>
歯の噛み合わせと、足首の歪みの治療。
継続して栄養療法の指導を行いました。
これらの治療で、上を向いた時、下を向いた時
に出るフワっとした気持ち悪い感覚も消失。
めまいの症状は、以上の3回で消失しましたが
からだのバランスを整えるために、その後は
メンテナンスで来院されています。
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めまいというと、小脳や三半規管、耳石の問題
だと思われがちですが、根っこにある問題は、
それらの組織に悪影響を及ぼす内蔵や組織の
バランスの問題、手術や怪我の影響、食生活が
原因の場合も多くあります。
当院にめまいの相談でお問い合わせ頂くケース
の中には、「まずは病院で検査をしてください」
とお伝えする場合もあります。
脳卒中や、その他の生命にかかわる問題が
ないか検査するためには、病院に受診する
タイミングも含めてアドバイスしています。
しかし、病院での検査は異常がない、
原因がわからない、
内服治療をしても根本的には解決しない、
どこに行っても治らない「めまい」で
お悩みの方には、
徒手療法による治療や食生活、
体の使い方などの癖を見直すことで
改善する例はたくさんあります。
ぜひ一度、ご相談ください。