増田治療室

ブログ

2019-08-31 12:41:00

めまいの治療

こんにちは。

院長の増田です。

 

今日は、僕が最も得意とする治療のひとつ

「めまい」について、ご紹介します。

 

どこに行っても治らない慢性の「めまい」

については、100%の確率で治癒の実績が

あります。

 

 

・・・

 

 

一言で「めまい」といっても

患者さんの訴える症状は様々です。

 

今回ご紹介するケースの患者さんは

約1ヶ月間、めまいの症状に悩み、

毎日くすりを服用している方でした。

 

主訴のめまいに関しては、3回の治療で

改善が見られました。

 

 

 

<主訴>

夜、寝るとき、寝返りの時に目が回る。

普段の生活の中で、上を向いたとき、

下を向いたときにフワっとして気持ち悪い。

 

 

<病院での診断と治療>

耳石が原因でめまいが起きている。

めまい止めの内服処方。

 

 

・・・

 

 

耳石が原因のめまいは、BPPV

(良性発作性頭位めまい症)になります。

 

このめまいの特徴は、

・耳鳴り、難聴はない

・発作は1分以内

・頭を動かすと症状が出る

 

といったものです。

 

めまいの治療として、BPPVに対しては

EPLEY法やSEMONT法といった

頭部の運動療法があります。

 

 

当院でも、必要な方に運動療法を行いますが

BPPVと病院で診断され、当院を訪れた患者

さんに、これらの療法が必要なケースは

あまり多くありません。

 

食生活と、生活習慣の改善で、症状が軽減する

方がとても多く、さらに体のバランスを整える

治療によって、日常生活でめまいの症状が

出なくなる方がほとんどです。

 

・・・

 

 

今回の患者さんは、

 

<初回の治療>

過去に胃を手術した時の、手術後の組織の癒着

を治療しました。

あわせて、食事と日常生活のカウンセリングで

水とミネラルの摂取方法、摂取量を指導。

 

 

<2回目の治療>初回から3日後に来院。

手術痕と、それに伴う内蔵の癒着、手術の影響

で組織が引っ張られることによる、姿勢の緊張

している箇所を治療。

 

2回目の治療が終わった時点で、寝がえり時の

めまいが消失。

いつも張っていて苦しかった背中が伸びた、と

家族も気づくくらい姿勢が楽になりました。

 

 

<3回目の治療>

歯の噛み合わせと、足首の歪みの治療。

継続して栄養療法の指導を行いました。

 

これらの治療で、上を向いた時、下を向いた時

に出るフワっとした気持ち悪い感覚も消失。

 

 

めまいの症状は、以上の3回で消失しましたが

からだのバランスを整えるために、その後は

メンテナンスで来院されています。

 

 

・・・

 

 

めまいというと、小脳や三半規管、耳石の問題

だと思われがちですが、根っこにある問題は、

それらの組織に悪影響を及ぼす内蔵や組織の

バランスの問題、手術や怪我の影響、食生活が

原因の場合も多くあります。

 

 

当院にめまいの相談でお問い合わせ頂くケース

の中には、「まずは病院で検査をしてください」

とお伝えする場合もあります。

 

脳卒中や、その他の生命にかかわる問題が

ないか検査するためには、病院に受診する

タイミングも含めてアドバイスしています。

 

 

しかし、病院での検査は異常がない、

原因がわからない、

内服治療をしても根本的には解決しない、

どこに行っても治らない「めまい」で

お悩みの方には、

 

徒手療法による治療や食生活、

体の使い方などの癖を見直すことで

改善する例はたくさんあります。

 

 

ぜひ一度、ご相談ください。

 

 

 

 

 

2019-08-10 23:37:00

水について

こんにちは。院長の増田です。

 

 

8月8日に立秋を迎え、暦の上では秋の始まりですが

猛暑日が続いています。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

 

 

熱中症対策や、食事と栄養の基本

治療効果の促進や、治癒を助ける方法として

当院では「お水」の大切さを、お伝えしています。

 

 

なぜ、そんなに「お水」が大切なのか?

 

 

いろいろな視点があり、診療中は主に栄養と代謝の面から

患者さんにはお伝えしていますが

 

今回は、目に見えない情報、という視点に絞って

体験とあわせてお話ししようと思います。

 

 

 

 

「水は情報を記憶する」

 

 

という説があることをご存知でしょうか?

 

 

 

水は情報を記憶する説を紹介したのは、江本勝氏です。

 

江本氏は、水の結晶を撮影する方法を開発し、

日本の名水や、水道水、その他様々な種類の水を調べ

良い水は、バランスのとれた美しい結晶構造を示すことが明らかになりました。

 

 

逆に、汚染された水は、美しい結晶構造が見られませんでした。

 

 

水に音楽を聴かせたり、写真を見せたり、言葉をかけたり、

気を送ったり、祈りを捧げたりすることで、

結晶構造がどのように変化するのか?の実験を重ね

 

いずれの場合にも、水は敏感に反応して、その姿(結晶)が変化することがわかりました。

 

興味のある方は、江本氏の本を読んでみてください。

江本氏の研究は、日本よりも海外での方が、高い評価、支持を得ており

海外では水に関するたくさんの研究がされています。

 

 

 

 

人の体は、60〜70%が水分です。

(赤ちゃんは、80%)

 

その水は、いつも、情報を受け取っています。

 

そのことを応用した治療として、

音楽療法(音楽に合わせて振動する椅子に座って、体にダイレクトに音楽の波動を伝える療法)や

音叉を使った治療、気功や波動医学が実際にあるわけですが

 

治療に限らず、日々の生き方や在り方、使っている言葉や、五感を通して入ってくる音や言葉、

触れる物や空間、振動、そういったものが、「自分自身をカタチ作っている」ということが

よりリアルに感じられます。

 

 

例えば、心配ばかりする人、人を否定する人、自慢ばかりする人、悲しい気持ちにさせる人。

 

そんな人に囲まれている。

または、自分がそんな人になっている。

 

 

応援してくれる人、親身になって考えてくれる人、喜びを与えてくれる人、笑わせてくれる人。

 

そんな人に囲まれている。

または、自分がそんな人になっている。

 

 

いろんな人がいます。

 

でも、なぜ、簡単に変わることが出来ないのでしょうか?

 

どうしたら、自分が望む生き方、在り方へシフトできるでしょうか?

 

 

 

 

 

原因は、一つではなく、複数の要因が絡みあっていることが殆どですが

体の不調、心の状態、思考の癖、生き方、在り方、どれをとっても

自分の体の中の「お水」の状態が関係しています。

 

 

逆に言うと、自分の体内の60〜70%を占める「水の環境」を整えてあげることで

体の健康や、心の安定にとどまらず、

性格や、考え方や、感情や、行動パターンや、人間関係にまで、影響させる

ということが言えます。

 

 

 

 

 

治療家として、日々 人の体に触れている僕自身の感じていること。

 

たくさんの人の体で確認してきたことの一つとして、

顔面のリンパのうっ滞が、変化できない人に共通する1つの条件にあります。

 

 

顔面のリンパのうっ滞は、情緒の不安定さ、他人の影響の受けやすさ、

思考による決めつけ(思い込み)と関係しています。

 

表情がない人ほど、顔面のリンパはうっ滞します。

 

 

 

前頭鼻骨縫合周辺のリンパのうっ滞がある人は、思い込みに人生を左右されやすく、

感情的になると、その状態から抜け出せない傾向があります。

 

左右の、側頭骨と蝶形骨の結合部分にリンパのうっ滞がある人は、ネガティブな

雑念が浮かびやすくなる傾向があります。

 

 

 

妻は、リンパセラピストでもありますが、この部分にうっ滞しやすい人が好む食事や

摂取量が多い食品には、○○がある、と言います。

 

 

 

 

 

リンパ液は、血液の一部で、体液の主成分は90%以上が「水」です。

 

 

循環しない水。

循環しない思考。

 

 

流れの悪い川や池が、汚水やヘドロで澱むように

循環しない水は腐ります。

 

 

 

 

人体の中で水が腐る、ということは、まずあり得ないのですが、

リンパのうっ滞によって、老廃物や代謝産物が回収できずに、体の細胞に溜まっている

という状況は、具体的には、

 

 

・すぐ疲れる

・休んでも疲れがとれない

・だるい、からだが重い

・触ると痛い

・やる気が起きない

・冷える

・太りやすい

・肌が荒れる

・アレルギー症状や感染症にかかりやすい

・すぐ風邪をひく

・不調が長引く、治りにくい

・便秘

・不眠傾向

・メンタルが不安定

etc

 

 

といった症状として現れたり、

ほとんど多くの慢性的な不調を抱えた人に起こっている状態です。

 

 

そして、流れ(循環)が悪く、ドロドロの血液、リンパ液の停滞は

むくみ、冷え、肥満だけではなく、慢性疾患の原因になります。

 

 

 

 

こんな風に体液を見ていくと、

 

「流れが無く、うっ滞する水」というのは、

その人の思考や生き方、行動までも含む「囚われ」の一つの形にも思えます。

 

 

動かない水、囚われた意識。

 

 

その「水」の淀みをキレイにして、循環させること。

そのコツは、

 

・水の摂り方

・どんな水を体内に入れるか

・出せる体になっているか?

 

が基本、土台にあり、

 

・食べるもの、飲むもの

・運動や活動

・姿勢のクセ

・衣類や靴、住環境

 

といった生活のこと、物質的なこと。

 

・普段の言葉遣い

・どんな音楽やテレビを好むか

・思考や感情のクセ

・人間関係

 

などの情報に至るまで

 

 

ここに挙げたことは、ほんの一部にすぎませんが

ほとんどの人に関係する事をザッと挙げただけでも、これだけ多くのことから

影響を受けているのだ、ということが言えます。

 

 

 

 

 

治療や、リンパドレナージュを受けることは、それらをサポートする

ほんの少しの手段であり、

 

治るのも、治すのも、患者さんご本人の「生きる力」によるものです。

 

 

生きる力を最大限に引き出し、望む未来を手にいれる、シフトするには

水の飲み方を始め、「当たり前のこと」

「これ(=水の飲む)をしないと、体は生きていけない」という

基本の部分をどれだけ丁寧に、大切にできるか?

 

 

そして、体内の「お水」の環境を、より心地よいほうへ整えることが

実はとてもシンプルで、簡単な方法である、といえるのではないでしょうか?

 

 

 

 

心が温かく、晴れやかになる。

自分のこころ、体の中を、そんな「お水」で満たしませんか?

 

 

当院では、治療のほかに栄養カウンセリングや、月に1回の勉強会で

お水や食事のこと、家でのセルフケアや、季節に応じた体の見方など

お伝えしています。

 

 

よりスムーズな「治癒」を目指して

自分でケアを続けられる「食事と栄養」の基本を伝えたくて。

 

関わる全ての人が、より自分らしく生きることを願って

その人の家族全体までもが、より良くなり続けることを願って。

 

 

そんなことを日々、思いながら、治療にあたっています。