増田治療室

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2021-08-01 12:34:00

たいせつな考え方

今日は、考え方について、最近特に感じている大切なポイントをシェアします。

 

 

体の治療だけ受ける方にも、カウンセリングを受ける方にも、栄養相談の方にも、2つ、3つ以上同時に受ける方にも、すべての方に共通すると思うので

 

 

もし、何か思い通りに結果が出ないな、とか、うまくいかないな、て感じてることがあったら、

 

 

参考にしてもらえると良いと思います。

 

 

・・・

 

 

どんな方にも、これがいい!これが正しい!と思う、または考えている、信じていることって、色々あると思います。

 

たとえば、

 

野菜をいっぱい食べた方がいい、とか

肉より魚のほうが健康にいい、とか

砂糖は控えるべきだ、とか

コーヒーは体に悪い、とか

白米は悪で、玄米のほうが栄養がある、とか

 

毎日決まった運動をしたほうがいい、とか

腰が痛いときは動かない方がいい、とか

薬より自然療法のほうがいい、とか

 

とか、とか、色々・・・

 

 

人によって、本当に色々。

 

 

で、アドバイスを求めていない人に対して、お節介でどうこう言うつもりはないですし、

 

 

何が正しいのか?と聞かれたら、10人いたら、10通りの答えがありまして、簡単に一言で答えられないことばかりです。

 

 

でももし、自分が信じている、当たり前だと思っている、これが良い!と思っている健康法や、食事法、運動を続けていて、思い通りの結果が出ない、または変化しない、悪化している、としたら

 

 

「それって、本当ですか?それって、本当にあってますか?」て、自分の中の常識、当たり前、信じていることを、一度、疑ってみる、ちょっと離れた場所から客観的に見てみることをおすすめします。

 

 

・・・

 

 

 

こうやって書くと、そんなん、そうでしょ、って思う方もいるかもしれないけど、

 

 

うまくいかない、思うように結果が出ない方のお話を聞いていますと、結構多くのケースで共通して

 

 

根本の「考え方」、信じて疑わない「何か」が、邪魔しているなぁというケースが見受けられるので・・・

 

 

方法論(たとえば、納豆を毎日食べる、ぶら下がり棒にぶら下がる、など)が、良いとか、悪いとか、そういう話ではなくて、

 

 

「今の、私の場合、私の体の内部環境や、外部環境(住居や空気環境、人間関係など)、食べ方、ライフスタイル、検査データや画像診断の結果、運動やマッサージ、サプリメントなど、自分に関係するすべてのことを総合して見て、目指しているゴールから逆算して考えた場合、今、良いと思って信じてやっていることが、もしかしたら、違うかもしれない」ていう視点を

 

一度、持ってみませんか?というご提案です。

 

 

(つまり、同じ人でも、状況や状態がかわれば、「その人にとっての良いこと」も、また変わる可能性がかなりある、ということです)

 

 

・・・

 

 

それを、どう伝えたら良いのか?

 

常日頃から考えているけど、すごく難しいなと感じています。

 

だって、信じて疑わないものを、「もしかしたら、その信じていることが、逆効果かもしれません」ていうアイデア、提案ですから・・・

 

 

 

実際には、こんなケースがありました。

 

 

ケース①

30年くらい、つづけて、良いと信じて飲み続けている高価なサプリメントがありました。

色々食事のアドバイスも実践して、治療も受けて、少しは良くなったけど、お金も時間もかけている割に・・・もっといけるはずなのに・・・という、悶々とした状態が続いていて。

 

やんわりとは伝えていたけど、ある時、そのサプリメント、思い切ってやめてみませんか?と提案してみて、30年続けてきた高価なサプリメントをやめたら、そのあとから、劇的に症状が改善しはじめました。

 

 

ケース②

糖質は、できるだけ控えるべきです。砂糖も使わないし、甘いお菓子も食べません。なるべく低糖質に気をつけて、主食のご飯も玄米にして、食べ過ぎないようにしています。

 

という、マクロビよりのお食事を勉強して熱心に実践されているケース。

そこは否定せずに、摂らないほうが良いと信じて疑わなかった糖質と動物性タンパク質を増やしたら、1週間で劇的改善しました。

 

 

これは、ほんの一例で、たとえば多くあるのは、ダイエットの仕方とか・・・体脂肪の落とし方とか・・・

運動しすぎて調子わるいケースとか(男性に多いパターンですが、女性でもあります)・・・

長く続いている痛みや不調のケースとか・・・

 

 

本当にたくさんあります。

 

いつも、いつも、治療のたびに、カウンセリングのたびに、相談のたびに、伝えてはいます。

 

いろんな伝え方や、いろんな言葉や、いろんな方法や、いろんなリアクションや、いろんな表現で。

 

時には、バッサリと、ズバッと、厳しめにお伝えすることもあるけど、何回も、何回も、やんわりとやさしく伝えて、それでも、どうしてもそこを見直さないと、結果がでない!となれば、ズバッと、ていう方法で伝えることもあります。

 

伝わるときもあれば、伝わらない、もしくは厳しく指摘されて傷ついた、と言われることもありました。

 

だから、いきなりズバッとは絶対言わないし、聞かれなければ、求められなければ、基本的には言わないです。また、提案したアイデアを受け取る、受け取らないに関しても、一切立ち入りません。

 

ちょっとくらい理論が間違っていたって、そのほうが幸せで、楽しくて、健康だったら、別にいいじゃん、て思うから。それに、人の健康や幸せに、責任はとれないから。

 

 

 

でも、もし【結果を出したい、だけど、現在、思い通りに結果が出てない】というお悩みがあるんだとしたら、

 

一度でいいから、自分の「正しさ」を疑ってみる、ていうのは、大切なプロセスじゃないかなぁ・・・・て思うのです。

 

 

栄養の場合は、単純に量が足りないとか、タイミングがずれてるとか、そういったシンプルな解決で結果が出る場合も多くあります。

 

 

・・・

 

 

中には、お話を伺っていく中で、強いご自身の意思で、「私は、こうする」と決めている方もいて、

 

私たちの視点や学んできたこと、実践してきたことから考えると、他の方法を採用したほうが圧倒的に早く結果がでるとは思うけど、

 

そこまで強い意思で、具体的な方法まで決めているのであれば、こちらからはアドバイスも提案も特にしません。

 

その方の方針にそって、こちらでできること「だけ」を淡々とサポートしています。

 

 

いちばん大切にしていることは、「その方が自分で決めること」で、「自分の人生や自分の健康に、自分で責任をもつこと」だから。

 

その方がよく勉強して、よく調べて、十分に納得して決断されたことを、最大限尊重することだからです。

 

 

・・・

 

 

 

長くなりましたが、もし、意識して何か取り組みや努力をしているのに、思うように結果がでないとしたら、

 

「何か私が、間違っているかもしれない」という視点を一度持ってみること、

 

それは、量か、タイミングや頻度か、選択そのものか、質か、それとももっと別なことか、わからないけど

 

一度疑ってみること、事実をよく見て検証すること、やってみてください。

 

 

慣れないと、どこを見たら良いのかわからない、ていうこともあるかもしれないですが、

 

内容のサポートについては、90分コースまたはカウンセリングにて対応します。

 

 

 

 

 

2021-05-28 23:34:00

栄養療法で結果が出る人と出ない人の違い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

 

今日は、栄養カウンセリングで関わったケースの振り返りをしたいと思います。

 

 

数回の関わり、、で、取り組みを目に見えて変化、体感が出たのには、理由があります。

 

高校生アスリートの彼らのケースの場合、なぜ、こんな短期間で結果に繋がったか、というと

 

・取り組む目的、目指すゴール(目標設定)が明確だった

→モチベーションが自然と上がり、維持できる状態だった

 

・年齢が若い

→代謝が良い、溜まっている毒素が少ない=反応できる体だった

 

・お母さんのサポートもあり、取り組みが継続してできた

 

という点があります。

 

 

・・・

 

 

年代に関係なく、目的や目標設定が明確にある人は、結果に繋がりやすいなと感じています。

 

年齢が若い、家族のサポート、という面は、全員に共通することではないのですが、基本の考え方は同じなので、結果が出る人、出ない人の違い、という点にフォーカスして今日はお話ししたいと思います。

 

 

・・・

 

 

結果が出ない、体感が出ない人にも、特徴がいくつかあるのですが、なぜ、同じ取り組みをしても、結果が出る人と、出ない人がいると思いますか??

 

 

 

 

それは、栄養素や食事そのものが良い、悪い、というよりも、受け入れる体の状態、背景が大きく関係します。

 

 

 

 

例えば、タバコを吸う人は、タバコを吸わない人に比べて 10倍のビタミンCを消費する、と言われています。

 

 

つまり、タバコを吸う人は、生きているだけでタバコの解毒のために10倍のビタミンCを必要とし、もし体のお悩みを解決したい、もっと美肌になりたい、と思えば、さらに加算して栄養を補給していく必要があります。

 

 

ちなみに、これはビタミンCだけの問題ではなく、全身の血管に負担をかけて、老化、劣化のスピードを促進する因子を「無かったことに」するためには、他にも多くの栄養素を消費します。

 

 

 

 

 

この場合、単純にビタミンCだけを切り取ってみても、

 

 

タバコを吸わない人が1日3mgのビタミンCを摂った場合に、疲れにくくなった、痛みが感じなくなった、という体感が出たとしても

 

 

タバコを吸う人は、タバコの害を相殺するため、1日3mgのビタミンCでは到底間に合わないので、健康になった、美しくなった、というような体感は、当然出ません。(量が圧倒的に足りない)

 

 

体に問題がない、健やかな状態を0(ゼロ)と考えた時に、ー200を −190くらいにする効果はあるかもしれません。敏感な方は、それでも、相対的に +10の部分を「体感」として感じる場合もあります。

 

 

 

 

 

それ以外の栄養素にも共通していて言えることですが、

 

水道水を飲んでいるのか、

浄水器を通した水を飲んでいるのか、

ペットボトルの水を飲んでいるのか、

 

という点をひとつとっても、体に及ぼす影響はかなり違います。

 

 

菌活、という視点で見れば

 

コップ1杯の水道水を飲んだら、平均して腸内細菌は2週間ダメージを受ける、と言われています。

 

 

他に、どんな良い食事やサプリメントをとっても、消化吸収の要である、腸内環境が乱れていては、効果的に栄養を使うことができず、便と一緒に体外に出ていってしまいます。

 

 

実際に、あらゆることに気を付けているのに、いまいち良くなりません、というような方で、よくよくお話しを聞いていると、水道水を飲んでいた、というケースには何例か遭遇しました。

 

 

 

 

お風呂に例えるとしたら、

 

栓をしないでお湯を張っても、なかなかお湯がたまらないようなもので、

 

 

また別の言い方をすれば、

 

汚れがこびりついて、ゴミが溜まって、要らないもの(=食品添加物、小麦粉や大豆のとりすぎ、精製された糖質、植物油脂、トランス脂肪酸など体の負担になる油、加工食品、重金属など)が溜まったお風呂に、綺麗な水を入れても、一向に風呂の中は綺麗な水がたまらない

 

のと同じで

 

 

 

体の中に、どの程度、ゴミ、老廃物、代謝産物、を溜め込んでいるか?

 

体の中に、どの程度、新たなゴミ、炎症を助長する物質、添加物、負担のかかる食事を入れているか?

 

 

 

によって、

 

 

食べた食事、摂った栄養素の効果の出方は変わってきます。

 

 

 

 

 

 

便通が整っていない方は、便通や腸内環境を整える取り組みをすると同時に

 

腸内環境を乱す食事を減らす、やめる努力をしていくことが、早く効果を出すコツになります。

 

 

 

 

どの程度、何を気を付けたら良いか?は、個人差が大きいので、一概に言えないですが

 

ひとつの指標として、容量反応曲線、というものがあります。

 

 

 

医薬品や栄養を取るときに、量を決めるひとつの指標なのですが

 

取り過ぎれば致死量、

 

少なすぎれば効果がない、

 

適切な量(副作用が少なく、最大限に効果を発揮する量)を決めるために

 

どの程度の量が必要か?というグラフです。

 

 

目安はありますが、背景(体内環境、代謝、毒素の溜まり具合、新たな毒素の入り具合)によって

個人差がかなり大きいです。

 

 

つまり、同じビタミンCでも、3mgで効果がある人と、ないと感じる人がいて、何mgで効果が出るか?は人によって違うので、分からない、ということです。

 

 

自分にとっての、最適な量を、ぜひ見つけてみてほしいと思います。

 

 

 

 

食事や栄養に気を付けても、あまり効果が出ない、という方の場合、単純に量を増やしてみて、どの程度まで増やしたら効果があるか、を検証してみる、というのが一つの方法としてあります。

 

 

また、それと同時に、何を食べないか、という点を徹底して取り組んでいくことが、効果を発揮するために一番経済的な負担もなく、結果につながる、という点をご理解いただければと思います。

 

 

 

 

量と同じく、何から取り組むか?という優先順位もかなり重要なところです。

 

私の場合はどうなんだろう?と気になる方は、治療の時にお声かけください。

 

体の反応のチェックは治療の時に見ることができます。

 

 

具体的な栄養の取り方、サプリメントの選び方については、1週間の食事レコード、採血結果、どんなお悩みを解決したいか、どんな目標を達成したいか、によって、ご提案内容は個人差が大きいため、カウンセリングにて対応しています。

 

 

 

 

参考になれば幸いです。

 

2021-05-26 23:36:00

高校生アスリートの体験談

こんにちは。

不安定な天気で、体調管理が難しいシーズンですが、体調は落ち着いていますか?

 

 

今のシーズンの過ごし方のコツは、色々あるのですが、その中の一つに栄養補給の仕方があります。

栄養補給のコツ・・・具体的には

 

・何を食べないか、を徹底する

・基本の水、塩がどれくらい取れているか

・代謝をあげるために必要な栄養を切らさない

・腸内環境を整える(→特に、湿度の急な上昇で、カビの影響で不調が出やすい時期になってきます。)

 

のポイントを抑えていくことがコツです。

 

 

今週は、嬉しいニュースが続けて届いたので、シェアしたいと思います^^

 

高校生アスリートの、体験シェア

 

 

①オンラインで栄養カウンセリングを受けた、群馬県在住バスケット選手

3ポイントシューターの高校3年生の女性です。

 

小学生の時からミニバスを始めて、盆も正月もない、バスケ漬けの生活。

インターハイに向けて、最後まで気持ちよくプレーするために、何かできないか、と、食事や生活面でサポートするお母さんからの相談でした。

 

 

お悩み・・・

 

・アスリート外来に通って栄養指導を受けたが、生理が止まっている

・キャプテンの重圧で、メンタルの負担が大きい

・スタミナをつけたい

・お母さん自身、色々勉強もしたけど、具体的な改善策のアドバイスがほしい

 

というご相談でした。

 

 

オンラインでのカウンセリングをしながら、基本的な栄養の考え方をお伝えし

 

具体的なアドバイスとして、

 

・重要で優先順位の高いことを徹底して実践していただくこと

・タンパク質の種類と、摂るタイミング

・腸内環境を整えるサプリメント

 

をご提案しました。

 

 

その結果、

 

・開始して1週間も経たないうちに、メンタル面の著しい回復

・イライラしたり、ムカつく、と言わなくなった

・監督や周りの人にきついことを言われても、全く動じなくなった→ご本人も、同じバスケチームのママ友にも指摘されるほどの目に見える変化

・優しさが出てきて、通っている接骨院の先生に褒められた

・急に気温30℃を超えた日、周りのメンバーはみんなバテていたけど、最後までスタミナ切れることなくプレーできた

 

という感想を頂きました。

 

 

娘さんの変化を受けて、お母さんご自身も効果を実感し、血液検査のデータを見ながら、望む未来に向けてコンディショニングを始めました。

 

『病院では、病気になってからじゃないと、何もできないし、病気になる前は「様子を見ましょう」と言われる。それじゃ、遅い、と思いました。』と、お母さんはおっしゃいます。

 

このお母さんのケースに限らず、「病気」の診断はつかなくとも、「未病」の状態で、実際に不調やお悩みがあって、生活している状態の方は、とても多いですよね。

 

私も、長年、現場で働いていた立場として思うのは、病院の役割や働きもよく分かるし、病院では扱えない限界も身に沁みています。

 

しかし、「病気」という形が現実になる前には、必ず、原因があります。

そして、原因は、少なく見積もっても、いくつかの要因が絡み合って成り立っています。

 

その原因のほとんどは、自分でコントロールできること、が締めています。

 

栄養面のケアも、その一つです。

 

娘さんは、栄養面の見直しをすることで、メンタルが非常に安定し、スタミナ切れに悩むことなく、本来のパフォーマンス、キャプテンとしての役割を発揮しています。

 

お母さんは、不調の原因が栄養で解決できる、と知り、やる気と根性で無理する行動パターンの癖を手放し、新たなパターンの構築に取り組み始めました。

 

本当に素晴らしな、と思います。

 

高校最後の夏、まだまだインターハイまで試合が続くので、ぜひ親子で悔いのない結果を勝ち取って欲しいと思います。

応援しています!!

 

 

 

・・・

 

 

 

② オステオパシーの治療+栄養カウンセリングを受けた 静岡県在住陸上選手

中距離が専門の高校3年生男性です。

 

 

お悩み

 

・採血で貧血を指摘された(Hb、Htは正常の隠れ貧血)

・レース中盤以降のスタミナ切れ、息切れ感

・食事面の指導を受けたり、補助食品など、できることは全てやったが、これ以上何をしたら良いのか、本当に今やっていることが効果があるのか、という疑問を解消したい

 

というご相談でした。

 

 

対面での患者様でしたので、ご本人は体の検査及び治療を受けていただき、お母さんと栄養カウンセリングをさせていただきました。

 

 

具体的なアドバイスとして

 

 

・今、使っている補助食品が体に合っているか、キネシオロジー検査でチェック

・血液検査データを見ながら、具体的な食材やサプリメントの量とタイミングの調整

・レース直前とレース後のリカバリーのための栄養面のケアを指導

・スペシャルケアとして、コラーゲンを食事で取る方法、蜂蜜療法を導入

 

 

というご提案をしました。

 

 

この方は、食事面について、お母さんも色々勉強して実践をされてきており、普通であれば、これ以上改善する必要はない、というレベルの食事内容でした。

 

調理方法や、調理器具にもこだわって、できることは全てやりきった、という感覚をお持ちの状態でした。

 

 

実際に、治療に対する体の反応もとても良く、毒素や添加物が圧倒的に少ない(=体の負担になる、パフォーマンスを下げる原因になる物の摂取が少ない)生活が習慣になっている、というのは、こういう状態です!と、モデルになるようなケースでした。

 

 

しかしながら、多少の不調やスタミナが切れるというのは、なぜ起こるでしょうか?

 

 

お話しを伺っていく中で、一番最初に見えてきたことは、水を飲む量が少ない、という点でした。

 

 

どんなに良い食事、必要なものを補助食品で補ったとしても、水とミネラルが足りなければ、それを体内で有効に使うことはできない、ということは、全ての人に共通して言えることです。

 

 

水が飲めない理由を一緒に考え、水が飲めるようにするために、タンパク質の取り方についてアドバイスしました。

 

 

また、スポーツの競技によっても、多く消費してしまう栄養素は違ったりします。特に多く消費してしまう栄養素については、意識して摂取する必要があります。

 

 

ご本人の水を飲むことへの理解と努力、そしてお母さんの更なる学びと実践により、貧血データの改善、レース中盤以降の息切れ解消に繋がり、インターハイ予選では、県大会の決勝まで進み、自己ベストを5秒も更新してのタイムで、納得して引退できた、とのことです。

 

 

短期間での調整となりましたが、よくここまで結果を出す取り組みを継続してくださったなと思います。

 

 

合宿中など、思うように食事面の取り組みが出来ない日もある中で、ご本人も、自分でできること、コントロールできることに集中し、お母さんも細かい部分まで息子さんとコミュニケーションを取りながら、日々の食事を工夫し、まさに親子で最後まで走り切ったレースだったと思います。

 

 

 

・・・

 

 

私自身、学生時代はずっとスポーツをやってきましたが、ここまで食事面で気をつけて取り組みをしてこなかったので、もし、あの時、少しの知識があったら、と考えると、もしかしたら進路や生き方も変わっていたのかな、なんて思うことがたまにあります。笑

 

 

それくらい、栄養って、人生そのものに関わることだな、と思います。

 

 

 

 

ご紹介した、2組の高校生アスリート親子と関わらせてもらう中で感じたことは、

 

・目的が明確なケースは、結果が出るのが早い

・お母さんの考え方、価値観が家族の健康に大いに影響する

・基本が徹底してできるからこそ、他の取り組みが生きてくる

 

ということでした。

 

 

これは、どんな年代のお子さんをお持ちのご家庭でも関係なく、共通して言えることだと思います。

 

 

ぜひ、多くの方に栄養について興味を持っていただき、幸せの土台として、取り組んでいただけるような関わりができたらと思います。

 

 

 

 

栄養カウンセリングについて、当院に継続して通院されている方に関しては、対面でも、オンラインでも、無料で対応しております。

 

治療を受けずに、カウンセリングだけの方に関しては、料金を設定しております。

最近、他府県からのお問い合わせが増えており、最初は業者の営業だと思って全てお断りしておりました。^^;

 

しかし、こういう時代だからこそ、オンラインで栄養面の関わりだけでもお役に立てるのであれば、と考え、サービスを開始しました。

結果、思っていた以上に喜んでいただくことができ、よかったなと思っています。

 

 

より多くの方に、自分でコントロールできる、幸せのマスターキーを手にして頂き、お役に立てたら幸いです。

2021-05-10 22:20:00

洗濯のマグネシウム効果について

こんにちは。

今日は、自然派のお洗濯について考えてみたいと思います。

 

 

まず、最初に質問です。

ちょっと考えてみてください^^

 

①普段、どんな洗濯洗剤を使っていますか?

②どんな理由で、その洗剤を使っていますか?

 

 

・・・

 

 

いろんな考え方、価値観があると思います。

 

人それぞれ、洗濯一つとっても、大切にしたいポイント、優先順位って違うと思いますが、

 

今回は、洗濯洗剤が体に対して、どんな影響しているのか?という視点から、考えてみたいと思います。

 

 

 

なぜ、そんなお話をするか、というと

 

 

・アトピーや慢性の湿疹の原因の一つに、洗濯洗剤など日用品の品質が関係している、ということ

 

・洗剤の香料が脳におよぼす影響

 

・生分解されない洗剤が河川や海の水質汚染や、生態系に影響しているということ

 

・患者様よりお問い合わせがあったため

 

 

となります。

 

 

・・・

 

 

まず、洗剤が体にどう影響しているのか?という点ですが

 

 

洗濯して、すすぎをしても、繊維には洗剤の成分が多少残っていたり、柔軟剤などの仕上げ材の成分や香料などの化学物質が、皮膚に触れることで、経皮吸収といって、皮膚をとおしてダイレクトに毛細血管から入ってきます。

 

 

その化学物質が、アレルギー反応や炎症の原因となり、また、皮膚から吸収した化学物質は排出されにくい、という特徴をもっているので、どんどん体内に蓄積していきます。

 

 

洗剤の中でも、とくに合成洗剤(普通にどこでも手に入る洗剤のほとんど)に含まれる界面活性剤の多くは、分解されにくく、川や海に流されると環境破壊につながります。

 

実際に、環境汚染の原因の第一位は、家庭用排水と言われています。

 

 

また、香りの強い香料は、嗅覚を通してダイレクトに脳内に入り、脳内の神経系を犯していきます。

このことは、子供の脳の発達や、認知機能にも影響を及ぼします。

 

 

このようなことから、なるべく体にも、環境にも負担が少ない洗剤を選ぶことは、健康にもつながる洗濯基準となります。

 

 

・・・

 

 

今日は、その中でも、洗剤を使わない洗濯方法として注目をあびている、マグネシウムを活用する方法について、シェアします。

 

ひどいアレルギーの方などは、実際のところ、使える洗剤がなく、この方法1択かと思います。

 

 

マグネシウムを使ったお洗濯の、具体的な方法については、こちらのサイトにわかりやすくまとめてありますので、参照してみてください。

 

 

 

それで、実際にマグネシウムオンリーで洗濯をしたことがある、我が家の個人的な感想についてですが、

 

 

・ひどい汚れでなければ、実際おちる。

・ひどい油汚れ、泥などのシミは、マグネシウムだけでは、洗浄力が足りないと感じた。

・使い方にコツがいる。つまり、洗剤に比べて、やっぱり手間はかかる。

・まわりのマグネシウム洗濯をしている人の、体臭が気になった(酸化臭)

 

 

でした。

 

 

 

洗濯に限らず、他の全てのことに言えると思うんですが、「使い方」が適正じゃないと、効果も適正に感じられないですよね。

 

 

マグネシウム洗濯で効果を上げるコツは

 

 

・洗濯槽の掃除、糸くずネットのこまめな掃除が必要

・マグネシウムを溶け出されるための時間と水のつけ置きが必要

・マグネシウムのお手入れ(クエン酸洗浄)を時々すること

 

 

があります。

 

 

 

地球環境にも優しく、コストもかからず、本当に素晴らしいアイデアだと思いますが、どうしてもそれだけでは、気になる汚れがあるのも事実で、結局洗剤を併用しています。

 

 

しかし、洗剤を少なく済むように、そして皮膚からの吸収による体への影響や、地球環境に与える影響なども考えて、かぎりなく体にも地球にも、優しいものを選んでいます。

 

 

 

・・・

 

 

取り扱っている洗剤を選んだ理由

 

 

①ノーアニマルテイスティング

動物実験をしていません。欧米をはじめとする海外では、動物実験をした化粧品や日用品は、店頭で販売することが禁止されていますが、日本はまだまだ、動物実験が行われています。動物を犠牲にしなくても、製品の安全性は確認できるものが良いなと思います。

 

 

② BPAフリー

健康に対するリスクがあるといわれているBPA(ビスフェノールA)を含まないパッケージです。

 

 

③生分解されやすい処方

洗濯の排水が、自然な状態へ戻るための「生分解性」の高さを重視しており、排水が環境に悪い影響を与えないような原料を選んでデザインされています。だいたい4日〜7日で生分解される素材で作られています。

 

 

④グレイウォーターセーフ

洗濯した排水は、植物の生育に悪い影響を与えないため、そのまま庭木の水やりにも利用できる、安全性が確認されています。

 

 

 

また、上記の基準を満たしながら、少ない量でしっかりした洗浄力もあります。

 

こちらの洗剤の使い方のコツは、マグネシウムと同じで、「がんこな汚れはつけ置きしておくと、汚れが浮いてくる」という特徴があります。

 

マグネシウムと併用することで、さらに少ない洗浄料で、洗濯することができます。

 

 

・・・

 

 

 

今回は、マグネシウムの洗濯を実際にやってきた感想をシェアしました。

 

 

化学物質過敏症の方は、有無をいわさず、マグネシウムを使った洗濯のほかには、選択肢がないと思いますが、その場合はアレルギーの治療と腸内環境を整えていくことで、時間はかかりますが、もう少し生きやすくライフスタイルを整えていくことはできると思います。

 

 

次に、そこまでの酷い過敏症ではなくても、慢性の炎症やトラブルを抱えている方は、食べ物の次に影響が大きい要因として、日用品や肌に触れるものを見直していく必要があると思います。

 

 

また、特に肌のトラブルや不調を自覚していない方は、たくさんの選択肢がある中で、今一度、その選択をする理由に目を向けていただけたら、と思います。

 

 

正解は、一つではないと思います。

 

 

しかし、10年先の自分の体や健康、10年先の家族や大切な人の体や健康、10年先の未来を考えた時に、どんな選択をしつづけていくか、は、思っている以上に大きな影響があります。

 

 

まずは、知ることから。

 

 

 

・・・

 

 

 

当院では、とくに洗剤や柔軟剤の禁忌は設けていませんが、アレルギー専門の治療院では、日用品の使っていいものリストがあったり、一見「無添加」などと表示されていても、危険な化学物質がたくさん入っているため、商品名をあげて使用厳禁となっている場合があります。

 

 

幅広い価値観の方が来院されますので、なるべく柔軟に対応をしたいとは思っていますが、香料を使っている(香水やデオドランドスプレーなど)、退室後も残り香がずっとするような柔軟剤を使っている方は、ご自身の内面や体の感覚に意識を向けることが苦手、感じにくい、治りにくい、という傾向はあるように見受けられます。

 

 

また、体臭の対策としては、普段から何を食べているか、という点や、ストレスなどの精神面も大きく影響してきます。

 

 

また、治療室の空気のリフレッシュや、残り香の対策として、窓を開けて換気する、空気清浄機のほか、沖縄の月桃の天然エキスをつかったエアフレッシュナーを使用しております。

 

 

よろしくお願い致します。

 

2021-02-13 23:39:00

春に向けてのケア

体をみて、触って、わかること
春に向けて
体が開いていくときに
冬に溜め込んだ毒素が
でてくるので
デトックスの準備を、
とお伝えしています。
具体的には
基本の天然塩と水、
食べる炭、
大根、大根切り干し、
生姜粉末、
三年番茶、
オリーブの葉、
スピルリナ、
などを使います。
また、合わせて温活も
おすすめです。
デトックスのために、
いちばん働いてくれる臓器=肝臓
を温めるように。
腹巻、湯たんぽ、ホットパック
なんでも良いです。
食べる食材や、サプリメントについて
自分の場合は
何が合っているか?
どのくらいの量や頻度が必要か?
調べることも出来るので
興味のある方は
来院時にお問い合わせ下さい。
毎日の食事で
何を食べるか、と同時に
とても大切な視点として
何を食べないか、
という方法があります。
特に、脂質の取り方や
糖質の種類、取り方は
最重要事項です。
2月から3月にかけて
不調になりやすい人は
湿度、温度が急にあがる
初夏も
不調になりやすい傾向があります。
いま、ケアをしておくと
夏の不調を軽減する、予防することにも
繋がります。
実際にやることは
とても地味な現実ですが
いちばん確実に
結果に繋がります。
全て完璧には出来なくても、
いま、できる事から
始めていきましょう。
さて、治療していると感じる
体の溜まり場。
たとえば、
日本では比較的カジュアルに
抗生剤を処方される、使う
傾向がありますが
抗生剤を服用した後に
溜まりやすい場所は
足元だったり
鎮痛剤をよく使う人、
よく使っていた人、
女性疾患のある人は、
頭頂部から白髪になってきたりします。
閉経後のエストロゲン過剰な状態でも
白髪になったりします。
なぜ、そのようなことが起こるのか?
というメカニズムを考えれば
白髪を黒髪に戻すことも可能です。
頭髪の抜けや、脱毛も同じく、です。
しかし、当然そのためには
とても地味で、地道な生活上の取り組みが
必須になります。
病院への受診や投薬、
美容医療や施術、毛を生やす薬、
白髪染めや髪をサラサラにするシャンプーを
否定するつもりは
全くありません。
高額なお金をかけて
治療して
気持ちがハッピーになる
即効で解決するのも
一つの選択肢だと思います。
しかし、もしそのような取り組みで
結果が出ないとしたら
やはり素材=体
の作り直しが必須では
ないでしょうか。
毎日、自分の体にいれるもの
使うものが
どういう作用、副作用、反応を起こし
将来的にどんな影響があるのか
いま気になる症状や悩みは
そもそも、どんなメカニズムで起きているのか
ということを知り、
理解していくこと、実践していくことが
どんな方法を選択するにしても
効果を最大限に引き出し
副作用を最小限に抑える
ということに繋がります。
今日は、塩だけで抜け毛が減った、
という患者さんがいました。
なぜ、そういうことが可能なのか
さらに良くするなら
どんな取り組みをしたら良いか
自分の体にもっと目を向けて
興味をもって
問いを出してみて下さい。
やり方、アドバイスは
個別に変わります。
質問などは
個別の相談で受け付けています。
改めて、栄養面の
「知る」をサポートする必要性、
考え方をシフトしていく必要性、
なぜ、取り組むのか
10年後の未来から逆算して
リアルを伝える必要性を
感じている
今日この頃です。
体の作り替えには
最低5年かかります。
いま、やってること
食べてるもの、
飲んでるもの、
使ってるもの、
の成績表を受け取るのは5年後、
てことですね。
月1回の講座では
メンタルと、栄養と、体の繋がりなど
そんなお話もしています。
知るきっかけになれば幸いです。
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