増田治療室
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高校生アスリートの体験談
こんにちは。
不安定な天気で、体調管理が難しいシーズンですが、体調は落ち着いていますか?
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今のシーズンの過ごし方のコツは、色々あるのですが、その中の一つに栄養補給の仕方があります。
栄養補給のコツ・・・具体的には
・何を食べないか、を徹底する
・基本の水、塩がどれくらい取れているか
・代謝をあげるために必要な栄養を切らさない
・腸内環境を整える(→特に、湿度の急な上昇で、カビの影響で不調が出やすい時期になってきます。)
のポイントを抑えていくことがコツです。
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今週は、嬉しいニュースが続けて届いたので、シェアしたいと思います^^
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高校生アスリートの、体験シェア
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①オンラインで栄養カウンセリングを受けた、群馬県在住バスケット選手
3ポイントシューターの高校3年生の女性です。
小学生の時からミニバスを始めて、盆も正月もない、バスケ漬けの生活。
インターハイに向けて、最後まで気持ちよくプレーするために、何かできないか、と、食事や生活面でサポートするお母さんからの相談でした。
お悩み・・・
・アスリート外来に通って栄養指導を受けたが、生理が止まっている
・キャプテンの重圧で、メンタルの負担が大きい
・スタミナをつけたい
・お母さん自身、色々勉強もしたけど、具体的な改善策のアドバイスがほしい
というご相談でした。
オンラインでのカウンセリングをしながら、基本的な栄養の考え方をお伝えし
具体的なアドバイスとして、
・重要で優先順位の高いことを徹底して実践していただくこと
・タンパク質の種類と、摂るタイミング
・腸内環境を整えるサプリメント
をご提案しました。
その結果、
・開始して1週間も経たないうちに、メンタル面の著しい回復
・イライラしたり、ムカつく、と言わなくなった
・監督や周りの人にきついことを言われても、全く動じなくなった→ご本人も、同じバスケチームのママ友にも指摘されるほどの目に見える変化
・優しさが出てきて、通っている接骨院の先生に褒められた
・急に気温30℃を超えた日、周りのメンバーはみんなバテていたけど、最後までスタミナ切れることなくプレーできた
という感想を頂きました。
娘さんの変化を受けて、お母さんご自身も効果を実感し、血液検査のデータを見ながら、望む未来に向けてコンディショニングを始めました。
『病院では、病気になってからじゃないと、何もできないし、病気になる前は「様子を見ましょう」と言われる。それじゃ、遅い、と思いました。』と、お母さんはおっしゃいます。
このお母さんのケースに限らず、「病気」の診断はつかなくとも、「未病」の状態で、実際に不調やお悩みがあって、生活している状態の方は、とても多いですよね。
私も、長年、現場で働いていた立場として思うのは、病院の役割や働きもよく分かるし、病院では扱えない限界も身に沁みています。
しかし、「病気」という形が現実になる前には、必ず、原因があります。
そして、原因は、少なく見積もっても、いくつかの要因が絡み合って成り立っています。
その原因のほとんどは、自分でコントロールできること、が締めています。
栄養面のケアも、その一つです。
娘さんは、栄養面の見直しをすることで、メンタルが非常に安定し、スタミナ切れに悩むことなく、本来のパフォーマンス、キャプテンとしての役割を発揮しています。
お母さんは、不調の原因が栄養で解決できる、と知り、やる気と根性で無理する行動パターンの癖を手放し、新たなパターンの構築に取り組み始めました。
本当に素晴らしな、と思います。
高校最後の夏、まだまだインターハイまで試合が続くので、ぜひ親子で悔いのない結果を勝ち取って欲しいと思います。
応援しています!!
・・・
② オステオパシーの治療+栄養カウンセリングを受けた 静岡県在住陸上選手
中距離が専門の高校3年生男性です。
お悩み
・採血で貧血を指摘された(Hb、Htは正常の隠れ貧血)
・レース中盤以降のスタミナ切れ、息切れ感
・食事面の指導を受けたり、補助食品など、できることは全てやったが、これ以上何をしたら良いのか、本当に今やっていることが効果があるのか、という疑問を解消したい
というご相談でした。
対面での患者様でしたので、ご本人は体の検査及び治療を受けていただき、お母さんと栄養カウンセリングをさせていただきました。
具体的なアドバイスとして
・今、使っている補助食品が体に合っているか、キネシオロジー検査でチェック
・血液検査データを見ながら、具体的な食材やサプリメントの量とタイミングの調整
・レース直前とレース後のリカバリーのための栄養面のケアを指導
・スペシャルケアとして、コラーゲンを食事で取る方法、蜂蜜療法を導入
というご提案をしました。
この方は、食事面について、お母さんも色々勉強して実践をされてきており、普通であれば、これ以上改善する必要はない、というレベルの食事内容でした。
調理方法や、調理器具にもこだわって、できることは全てやりきった、という感覚をお持ちの状態でした。
実際に、治療に対する体の反応もとても良く、毒素や添加物が圧倒的に少ない(=体の負担になる、パフォーマンスを下げる原因になる物の摂取が少ない)生活が習慣になっている、というのは、こういう状態です!と、モデルになるようなケースでした。
しかしながら、多少の不調やスタミナが切れるというのは、なぜ起こるでしょうか?
お話しを伺っていく中で、一番最初に見えてきたことは、水を飲む量が少ない、という点でした。
どんなに良い食事、必要なものを補助食品で補ったとしても、水とミネラルが足りなければ、それを体内で有効に使うことはできない、ということは、全ての人に共通して言えることです。
水が飲めない理由を一緒に考え、水が飲めるようにするために、タンパク質の取り方についてアドバイスしました。
また、スポーツの競技によっても、多く消費してしまう栄養素は違ったりします。特に多く消費してしまう栄養素については、意識して摂取する必要があります。
ご本人の水を飲むことへの理解と努力、そしてお母さんの更なる学びと実践により、貧血データの改善、レース中盤以降の息切れ解消に繋がり、インターハイ予選では、県大会の決勝まで進み、自己ベストを5秒も更新してのタイムで、納得して引退できた、とのことです。
短期間での調整となりましたが、よくここまで結果を出す取り組みを継続してくださったなと思います。
合宿中など、思うように食事面の取り組みが出来ない日もある中で、ご本人も、自分でできること、コントロールできることに集中し、お母さんも細かい部分まで息子さんとコミュニケーションを取りながら、日々の食事を工夫し、まさに親子で最後まで走り切ったレースだったと思います。
・・・
私自身、学生時代はずっとスポーツをやってきましたが、ここまで食事面で気をつけて取り組みをしてこなかったので、もし、あの時、少しの知識があったら、と考えると、もしかしたら進路や生き方も変わっていたのかな、なんて思うことがたまにあります。笑
それくらい、栄養って、人生そのものに関わることだな、と思います。
・
ご紹介した、2組の高校生アスリート親子と関わらせてもらう中で感じたことは、
・目的が明確なケースは、結果が出るのが早い
・お母さんの考え方、価値観が家族の健康に大いに影響する
・基本が徹底してできるからこそ、他の取り組みが生きてくる
ということでした。
これは、どんな年代のお子さんをお持ちのご家庭でも関係なく、共通して言えることだと思います。
ぜひ、多くの方に栄養について興味を持っていただき、幸せの土台として、取り組んでいただけるような関わりができたらと思います。
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栄養カウンセリングについて、当院に継続して通院されている方に関しては、対面でも、オンラインでも、無料で対応しております。
治療を受けずに、カウンセリングだけの方に関しては、料金を設定しております。
最近、他府県からのお問い合わせが増えており、最初は業者の営業だと思って全てお断りしておりました。^^;
しかし、こういう時代だからこそ、オンラインで栄養面の関わりだけでもお役に立てるのであれば、と考え、サービスを開始しました。
結果、思っていた以上に喜んでいただくことができ、よかったなと思っています。
より多くの方に、自分でコントロールできる、幸せのマスターキーを手にして頂き、お役に立てたら幸いです。
洗濯のマグネシウム効果について
こんにちは。
今日は、自然派のお洗濯について考えてみたいと思います。
まず、最初に質問です。
ちょっと考えてみてください^^
①普段、どんな洗濯洗剤を使っていますか?
②どんな理由で、その洗剤を使っていますか?
・・・
いろんな考え方、価値観があると思います。
人それぞれ、洗濯一つとっても、大切にしたいポイント、優先順位って違うと思いますが、
今回は、洗濯洗剤が体に対して、どんな影響しているのか?という視点から、考えてみたいと思います。
なぜ、そんなお話をするか、というと
・アトピーや慢性の湿疹の原因の一つに、洗濯洗剤など日用品の品質が関係している、ということ
・洗剤の香料が脳におよぼす影響
・生分解されない洗剤が河川や海の水質汚染や、生態系に影響しているということ
・患者様よりお問い合わせがあったため
となります。
・・・
まず、洗剤が体にどう影響しているのか?という点ですが
洗濯して、すすぎをしても、繊維には洗剤の成分が多少残っていたり、柔軟剤などの仕上げ材の成分や香料などの化学物質が、皮膚に触れることで、経皮吸収といって、皮膚をとおしてダイレクトに毛細血管から入ってきます。
その化学物質が、アレルギー反応や炎症の原因となり、また、皮膚から吸収した化学物質は排出されにくい、という特徴をもっているので、どんどん体内に蓄積していきます。
洗剤の中でも、とくに合成洗剤(普通にどこでも手に入る洗剤のほとんど)に含まれる界面活性剤の多くは、分解されにくく、川や海に流されると環境破壊につながります。
実際に、環境汚染の原因の第一位は、家庭用排水と言われています。
また、香りの強い香料は、嗅覚を通してダイレクトに脳内に入り、脳内の神経系を犯していきます。
このことは、子供の脳の発達や、認知機能にも影響を及ぼします。
このようなことから、なるべく体にも、環境にも負担が少ない洗剤を選ぶことは、健康にもつながる洗濯基準となります。
・・・
今日は、その中でも、洗剤を使わない洗濯方法として注目をあびている、マグネシウムを活用する方法について、シェアします。
ひどいアレルギーの方などは、実際のところ、使える洗剤がなく、この方法1択かと思います。
マグネシウムを使ったお洗濯の、具体的な方法については、こちらのサイトにわかりやすくまとめてありますので、参照してみてください。
それで、実際にマグネシウムオンリーで洗濯をしたことがある、我が家の個人的な感想についてですが、
・ひどい汚れでなければ、実際おちる。
・ひどい油汚れ、泥などのシミは、マグネシウムだけでは、洗浄力が足りないと感じた。
・使い方にコツがいる。つまり、洗剤に比べて、やっぱり手間はかかる。
・まわりのマグネシウム洗濯をしている人の、体臭が気になった(酸化臭)
でした。
洗濯に限らず、他の全てのことに言えると思うんですが、「使い方」が適正じゃないと、効果も適正に感じられないですよね。
マグネシウム洗濯で効果を上げるコツは
・洗濯槽の掃除、糸くずネットのこまめな掃除が必要
・マグネシウムを溶け出されるための時間と水のつけ置きが必要
・マグネシウムのお手入れ(クエン酸洗浄)を時々すること
があります。
地球環境にも優しく、コストもかからず、本当に素晴らしいアイデアだと思いますが、どうしてもそれだけでは、気になる汚れがあるのも事実で、結局洗剤を併用しています。
しかし、洗剤を少なく済むように、そして皮膚からの吸収による体への影響や、地球環境に与える影響なども考えて、かぎりなく体にも地球にも、優しいものを選んでいます。
・・・
取り扱っている洗剤を選んだ理由
①ノーアニマルテイスティング
動物実験をしていません。欧米をはじめとする海外では、動物実験をした化粧品や日用品は、店頭で販売することが禁止されていますが、日本はまだまだ、動物実験が行われています。動物を犠牲にしなくても、製品の安全性は確認できるものが良いなと思います。
② BPAフリー
健康に対するリスクがあるといわれているBPA(ビスフェノールA)を含まないパッケージです。
③生分解されやすい処方
洗濯の排水が、自然な状態へ戻るための「生分解性」の高さを重視しており、排水が環境に悪い影響を与えないような原料を選んでデザインされています。だいたい4日〜7日で生分解される素材で作られています。
④グレイウォーターセーフ
洗濯した排水は、植物の生育に悪い影響を与えないため、そのまま庭木の水やりにも利用できる、安全性が確認されています。
また、上記の基準を満たしながら、少ない量でしっかりした洗浄力もあります。
こちらの洗剤の使い方のコツは、マグネシウムと同じで、「がんこな汚れはつけ置きしておくと、汚れが浮いてくる」という特徴があります。
マグネシウムと併用することで、さらに少ない洗浄料で、洗濯することができます。
・・・
今回は、マグネシウムの洗濯を実際にやってきた感想をシェアしました。
化学物質過敏症の方は、有無をいわさず、マグネシウムを使った洗濯のほかには、選択肢がないと思いますが、その場合はアレルギーの治療と腸内環境を整えていくことで、時間はかかりますが、もう少し生きやすくライフスタイルを整えていくことはできると思います。
次に、そこまでの酷い過敏症ではなくても、慢性の炎症やトラブルを抱えている方は、食べ物の次に影響が大きい要因として、日用品や肌に触れるものを見直していく必要があると思います。
また、特に肌のトラブルや不調を自覚していない方は、たくさんの選択肢がある中で、今一度、その選択をする理由に目を向けていただけたら、と思います。
正解は、一つではないと思います。
しかし、10年先の自分の体や健康、10年先の家族や大切な人の体や健康、10年先の未来を考えた時に、どんな選択をしつづけていくか、は、思っている以上に大きな影響があります。
まずは、知ることから。
・・・
当院では、とくに洗剤や柔軟剤の禁忌は設けていませんが、アレルギー専門の治療院では、日用品の使っていいものリストがあったり、一見「無添加」などと表示されていても、危険な化学物質がたくさん入っているため、商品名をあげて使用厳禁となっている場合があります。
幅広い価値観の方が来院されますので、なるべく柔軟に対応をしたいとは思っていますが、香料を使っている(香水やデオドランドスプレーなど)、退室後も残り香がずっとするような柔軟剤を使っている方は、ご自身の内面や体の感覚に意識を向けることが苦手、感じにくい、治りにくい、という傾向はあるように見受けられます。
また、体臭の対策としては、普段から何を食べているか、という点や、ストレスなどの精神面も大きく影響してきます。
また、治療室の空気のリフレッシュや、残り香の対策として、窓を開けて換気する、空気清浄機のほか、沖縄の月桃の天然エキスをつかったエアフレッシュナーを使用しております。
よろしくお願い致します。
春に向けてのケア
引き続き、ことばの大切さについて
院長の増田です。
前回に引き続き、言葉の使い方についてお話したいと思います。
今回は、コミュニケーションによって、自分が受ける治療の効果を最大限に引き出すコツ。
つまり、どういうことか?というと、施術者や病院であればドクターに、伝えたいことを正確に伝えるためのポイントです。
当院に限らず、病院や整骨院などへ行くときに、自分の現在の症状と既往歴、その他、日常生活の様子など、治療を進める上で必要な情報を、正確に伝えるのはとても大切なことです。
必要な情報を、正確に相手に伝えることが出来れば、話をしただけで、治療のポイントが絞られ、最初から的確な治療を受けることが出来ます。
施術者側の視点では、よりシンプルで、患者さんがわかりやすい表現を使う事で、患者さんの症状の改善や、運動療法の効果を上げることが出来ます。
では、具体的には、どういうコミュニケーションなのか?を、例を用いてお話しましょう。
・・・
就活で面接のとき、大学時代の様子について聞かれたAさんの答え。
「大学時代は応援部で、吹奏楽のために人間関係と部の運営に尽力した。」
この文章を見た時、Aさんの伝えたいことがわかるでしょうか?
この文章からわかることは、
・大学時代は応援部だったこと。
・吹奏楽のための何かに尽力したこと。
・応援部の運営に関わっていたこと
伝えたいことは、
応援部だったこと?
何かに尽力したこと?
吹奏楽のため、ということ?
運営に関わっていたこと?
どうでしょう?
文章の最後にある 「尽力した。」 というのが伝えたいポイントになるので、何かを頑張っていたようです。
ですが、「何に対して」尽力していたのかがわかりません。
使っている言葉は難しく、なんとなく一言でまとまっているように見えますが、内容だけみると、
「私は人間関係頑張ったー!部の仕事もすごく頑張った!」 と、そう変わりません。
僕が幼稚園の先生であれば、
「うんうん、そうだね、よく頑張ったね。それで、具体的には、人間関係のどんな部分に苦労したの?部の仕事は、どんな仕事だったの? ゆっくりでいいから一つずつ教えてね。」
と答えるかもしれません。
ですが、これが面接であれば、文章が稚拙であることを理由に、切り捨てられてしまうかもしれません。
書籍の中では、この文章について、何がおかしいのか?説明と、訂正が何度も繰り返されていて、そのプロセスを詳細に説明していますが、ここでは割愛して最終的な文章だけを以下に載せます。
「大学時代は応援部の吹奏楽に所属していた。吹奏楽のクオリティーを高めるために、仲間とのコミュニケーションを第一に考えた。応援部は野球部など他部との日程調整が必要だ。また、対戦相手となる他大学との応援の打ち合わせなども頻繁にある。私はこうした部の運営にも力を注いだ。」
大分状況が想像出来る内容になりました。
これでも、まだわからない部分がたくさんあるのですが、大体の内容は把握できるようになりました。
吹奏楽のクオリティーとは、どんなことを指している?
仲間とのコミュニケーションの内容とは何のこと?雑談?指示の伝達?
部の運営にどう力を注いだ?
曖昧な文章からは、「事実」を受け取ることが難しくなります。
・・・
話を元に戻して、よりよい治療をうけること、より短時間で原因や治療のポイントを探り、症状が楽になること、を考えるとき、大切なことは
・事実を時間経過で伝えられること
・自分にとって大切とは思わない情報も含めて、開示できること
・体も心も、それに伴ってどう感じているのか、何が辛いのか、感情や、解決したい優先順位を整理して伝えられること
が出来ると、どこで治療を受けるにしても、スムーズに事が運びます。
・・・
90分コースの中では、何度もお伝えしている内容の一つに、「事実」と「感情」を分けて考える、という内容がああります。
これが、意外と簡単なようで、なかなか出来ない人が多いです。
事実と感情を分けて考える、というのは、論理的思考であり、幸せな生き方、考え方の第一歩、基本中の基本です。
たとえば、仕事ができる、できない、ということと、好き、嫌いは別。
可愛い、ブサイク、ていうことと、好き、嫌いは別。
「Qさんは仕事できないから、嫌い」というのは、論理的思考ではありません。
「Qさんは、仕事の⚪︎⚪︎の部分は、3回に2回は失敗する」 は、事実で、だから好き、嫌い、は個人の好みの問題です。
多くの人間関係のストレスや問題となることは、事実と感情をわけて考えられないことに起因しています。
だから、事実と感情を分けて考えること、論理的思考が非常に大切です。
・・・
たった一つの事実を、私は、どのように受け取り、ことばで表現するのか?
その事実に対して、私は、どのように反応しているのか?どんな考えを持っているのか?
それを紐解いていくと、自分の傾向やクセが、よくわかるようになります。
ことばの使い方には、無意識に、自分の本音や、生き方のクセが表れてきます。
なので、逆にいうと、言葉の使い方を先にかえてしまえば、性格も考え方も変わって行く、ということも言えます。
最近は、時代の傾向として、自分を大切にしましょう、とか、自分にやさしく、とか、どこかしらで聞いたことがあるフレーズだと思いますが、言葉の使い方が間違っていると、自分を大切にすることも、ずれてきてしまうんですね。
だからこそ、言語能力、文章能力が鍵になるのです。
幼少期の自分と対話するポイントでもあり、インナーチャイルドのワークでも必須の能力です。
幼少期の曖昧な言葉の行間を読み、心の内を受け取り、少ない情報から、より深くにある心の本質に寄り添う。
そうして受け取った思いを言葉にして、「本当はどうしたかった、どうしたら嬉しかった?」を導いていく。
曖昧な言葉を受け取って、そこに足りない言葉を継ぎ足し、感情や感覚を表現し、本当にしたいことにつなげる。
そういった事をひとつひとつ丁寧にしていくことで、今はまだ、僕と妻がナビゲーターをしているクライアントさんも、いずれは自分の内側と対話し、自分自身で目の前の課題を越えていけるようになります。
・・・
だいぶ脱線しましたが、捻挫の治療をうけることも、対人関係ストレスから解放されることも、自分を大切にすることも、自分を癒すことも、
国語力、言葉の使い方、コミュニケーションが非常に大切、というお話でした。
ちなみに、僕は「基本的に主語がない、それじゃ意味が伝わらない」と、妻に言われ続け、今もまだ、勉強中です。
10年先が、今よりもさらに生き生きと生きられるように。
ひとつひとつのこと、言葉、行動をもっと丁寧に。
一緒に取り組んでいきましょう。
言葉の使い方で、生き方が変わる
こんばんは、院長の増田です。今日は、言葉の使い方について、お話したいと思います。
僕は、コミュニケーションの中で、わかりやすく誤解が起こらない言葉を選択するように意識しています。
ですが、気をつけていても、伝えたい事が伝わらなかったり、間違って伝わったり、ということが起こります。
こうしたコミュニケーションの不調和が頻発するようになると、周囲の人からの不理解や誤解から始まる感情的なトラブルを引き起こすのです。
なので、思い当たる部分のある人(僕)は、大きなトラブルになる前に勉強しましょう。
コミュニケーションの鍵となるのは、言葉です。
今回は、「マジ文章書けないんだけど」、の中から例として、「受動態」と「能動態」の話を。
「受動態」は、○○された。「能動態」は、○○した。
「受動態」は、被害者感覚を表現する効果もあります。
以下の二つの言葉を比べてみてください。
①とっておいたスイーツを妹に食べられた。
②妹は、私がとっておいたスイーツを食べた。
①は「受動態」、②は「能動態」です。
同じ出来事を表現した2つの文章ですが、①の文は、被害者感覚ー感情が見え隠れする文章になっています。
意識して使う分には問題ないのですが、無意識に①の形の言葉を使っている人は要注意です。
無意識に被害者(他責的)になっていて、いつも、誰かに攻撃されている。
という思い込みがあります。
思い当たる方は、「○○された。」の言葉の後に、だから○○する、と続けてみてください。
とっておいたスイーツを妹に食べられた。
だから、妹のスイーツを食べ返した。
とっておいたスイーツを妹に食べられた。
だから、改めてもう一つ買うことにした。
とっておいたスイーツを妹に食べられた。
だけど、妹が大好きなので逆に嬉しかった。
やられっぱなしで愚痴ばかりの被害者から、即行動の現実主義者に変身できます。
3つ目の選択肢を行っている人は、問題にすらなっていないので、ある意味幸せかもしれません。
ちょっとした言葉の使い方ですが、「それでこれからどうするの?」をつけて話が出来るようになると、結論がないのに共感を求める会話(愚痴・依存的)が、自分で結論を出す会話(自立)に変わります。
愚痴を言うのに、自分で結論を出さない生き方は依存です。
聞かれてもいないのに、「それならこうしてみたら?」なんて答えるのは、過干渉です。
依存的な自分から卒業するコツは、自分で決めること。
私はこう考える。だからこうする。
過干渉をやめるには、沈黙。
会話するなら、「それで、どうするの?」「それで、どうしたいの?」
それだけです。
愚痴を言って、共感されることに、あまりにも慣れすぎてしまうと、自分のしている行動が、まさか依存だったり、自分も相手も大切にしていない、という事実に気が付かなくなります。
そんな自分に気が付き、言葉の使い方や、問いの出し方、人への伝え方、結論(どう行動するのか?)が変わり始めると、人生が自分の意思でコントロール出来るようになります。
10年先がさらに快適で、生き生きと生きられるように、今すぐ出来ること。
それって、何か、ものすごく大きく変化することや、魔法のようにある日突然変わること、ではなくて、こういう日常の中にある小さな選択を、丁寧にしていくこと。
その積み重ねの先にあると思います。
自分で使う言葉を選び、自分で決めて、自分の人生に自分で責任を持つこと。
そんな生き方が、自分を幸せにしてくれるのだと思います。
ともに、学び、成長していきましょう。